すると……


昴「偉そうに」


と、昴がボソッと呟いた。

その言葉に拓海はこっち(正確には昴)を見た。


拓「はぁ!?一々つっかかってくんなよ、昴!」


昴「すみませんねー、こーゆー性格なもんで」


拓「ムカつく〜!」


雅「おっ、落ち着いてよ、2人ともっ!」


拓「こいつとペアかよ〜」

昴「足引っ張るなよ、意地っ張り」


拓「誰が意地っ張りだっ!テメェこそ、俺様の足引っ張るなよ!」


昴「あぁ、気を付けますよ、怖がりさん」


拓「テッメェ〜!」


いつもと同じ様な2人。


これなら大丈夫だろう。


俺は更にヒートアップしてる2人をほっといて雅明に声をかける。


怜「よろしくな、雅明」


雅「うん。こちらこそ、よろしくね、怜」


雅明が笑うのにつられて俺も笑った。