ワタシは入りにくい
部活の話が出ても、
わからない人なりに
話に入れるようにな
っていた。
そして話は弾んで、
事前指導も終わり、
大きい荷物を運搬社
に預けた。
手元には明日持ち歩
くかばんのみ。
大きい荷物をまた担
がなくてぃぃと思う
と心も身体も軽くな
った。
《今日はリカと話さずにすんだ♪》
と思った矢先…
覚えのある掴み方で
腕を掴まれた。
ビックリして振り向
くと、そこにはリカ
がいた。
「ねぇつくしちゃん!!明日誰かと駅に行く!?」
話の行き先を把握し
つつワタシは適当に
答えた。
「まぁね。」
「私と一緒に行くよね!?」
ワタシはリカの頭が
どうかしてるんじゃ
ないかと疑った。
「お母さんが送ってくれるから!!6時に公園で集合ね!!ばいばい!!」
ワタシは状況が掴め
ずに走り去るリカを
見ながら歩き出した。
《やっぱりおかしいだろ、あいつ。》
そう思えるばかりだ
った。