『俺、このまま友達でいたくないんだけど…。』


静かにゆっくり先輩が言った。


「…え?」


それって…
イイ意味で?
それともワルイ意味で?


先輩が言った言葉の意味を、すっかり回らなくなった頭で考える。



『もし実莉ちゃんが、良かったら…

俺と、付き合ってくれないかな?』





……………!!!




先輩、今なんて?

私聞きまちがえたりしてない?

俺と付き合ってって言った?


『どうかな?』


声が出ない程驚いてる私に、先輩はもう一度聞く。


「わ…私でいいんですか?」


私は自分の聞いた言葉が間違って無い事を確認する為に

先輩に聞き返した。