満員電車の中、気持ちはかなりダーク…

ショックで人混みの中潰されたい放題の私

駅に着いてやっとの思いで、車両の出口にたどり着く


ガツッ!


力が抜けかかっていたせいか、出入り口でつまずいてしまった。


「あっ!」


やばい!転ぶ!


そう思った時私の身体を何かが支えてくれた


「…大丈夫かよ?」


その声に驚いて顔をあげると
そこには私よりも、もっと驚いた様な顔をした菅原先輩がいた。

しかも良く見ると、先輩の手が私の腕つかんで支えてくれている。



――――!!!!!!



「あっあのっだっ大丈夫…です!
ありがとうございます!」


私は慌てて先輩から離れる。