君がいてくれるなら



「うそ…。
サッカー部、まだ部室に人沢山いたよ?」


将人の胸から顔を少し離して見上げたら

困ったように含み笑いをする

将人の笑顔



少しはにかんだような将人の笑顔は

私の心を締め付けて

そして満たしていく。


「うるさい集団が来る前に、帰ろっか…。」


そう将人は言うと

思わず見上げたままの私の背中を包んでいた手でポンポンっと優しくたたく。


その手はそのまま私の手を包み



自然と絡み合う、指と指。