美しい花−先生と甘い関係−【下】

「携帯とるから、ちょっと起こしてくれるかな」




俺は寝込んでいるサヤカに覆い被さるような体勢で、サヤカの背中と頭に手を回して起こそうとした。





「何すんだよ?離せ」





俺はサヤカに回していた手を離したのに、サヤカが首に手を回してるせいで顔が近い。


キスでもする気か?





「最後に抱いて…」


「無理」


「どうして?彼女に悪いから?」


「違う。もうお前には何も感じねぇ…悪いな…」




大人になったと思ったのはどうやら違ったらしいな。