行為が終わり、腕枕をしながら息を整えてた。





「桜、サンキューな」


「なにがですか?」


「仕事、辞める決心してくれて」


「ほんとはね、仕事中に何回も祥介さんの事を思い出して、続けるのは無理だなって思ってたんです。今年の春にはケイくんが小学校にあがるからお金いるだろうしそれまではしようと思ってたんだけどね。ちょっと限界」


「心配すんな。俺が責任とってやっから」





あたしは祥介さんにギュッと抱きついていった。


責任ってどういう意味?


結婚とか?


ちょっと期待しちゃうよ。




まあ、まだまだ先の事だろうけどね。