鬼殺し

「涼子と警官の死体の間に……何かある。そっちから見えるか?」

仁史は眉を顰めた。
なるべく涼子の顔を見ないように意識しながら、指摘された箇所を凝視する。

「小さい、黒いロケットのような物が一つある」

「それ、爆弾!?」

沙耶香が悲鳴をあげて後ずさった。

「さぁ、よく見えない」

そう言うと冬耶が手に持っていた斧を逆向きにして、床に這いつくばった。