鬼殺し

「わかった。

……でも教えてくれ。なんで涼子はその指輪をお前なんかに渡したんだ」



――――それは仁史が涼子の誕生日に送ったプラチナのリング。

「今はまだ充分に稼げる身分じゃないけど、いつかその指輪の10倍の値段の物を買ってやるから」

そう言って涼子の薬指にリングを通した。

途中の間接で指輪がひっかかり、焦る仁史に涼子が笑っていた。

「そんな値段の指輪じゃ勿体無くてつけられないよ」

「いや、ずっとつけてて。絶対に外さないで」

いずれ婚約指輪をと。