「り・・・ゆうり・・ゆうりっっっ!」
「う~ん、何?」
「起きろよ。もう8時だぞ?」
「え~、もっと早く起こしてよ!広也のばかっ!」
みなさん、おはようございます。
私は、野の原ゆうりと申します。
ちなみに、17歳の高校2年生です。
そして、広也というのは、私の幼なじみの二宮広也。
同い年で、赤ちゃんの頃からず~と一緒にいます。
最近かっこよくなっちゃって困るんだぁ~。
そんな、広也がず~と好きなあたし。
でも、広也は気づいてないの。
あたしの気持ちに・・・。
「どうした?まだ眠いの?」
「へっ、あっ、ううん。行こっか」
「おう。」
はぁぁぁ、広也にそろそろ告白?した方がいいよね。
じゃないと・・・・
「おはよぉ。ひ・ろ・や」
うわぁ、朝からよくやるよ、この女・・・
この女は川島けいこ。
広也の事が好きみたい・・・
しかもかわいくて、学年の美少女コンテストで1位だし。
頭もいいし、ナイスバディだし。
「はぁぁぁ」
「ゆうり?」
「ひっひろや」
「ん?どした?」
「ぁあの川島さんは?」
「あぁ、てきとーに追っ払ったよ。」
あぁ、かわいい笑顔。
そんな笑顔見せないでよ、広也。
「そっか。」
なんかホッとしたな。
良かった。広也が、外見で人を見る人じゃなくて・・
「ねぇ、ゆうり」
「ん?何広也?」
「今日、暇?」
「うん。まぁね」
「じゃ、俺ん家来てくんない?」
え、やったぁ~
「ぅうん。」
「じゃ、後でな!」
「バイバイ」
きゃぁ~、うれしいよ~。