ギィ



重い音を響かせながら屋上のドアを開ける。


おっ!
誰もいねぇーじゃん。


誰もいない事を確認した璃遠は結んでたゴムを外し、眼鏡を取った。

髪がサラサラと流れおち、まるで極上の絹糸みいに綺麗だ。


璃遠は寝ころがり青空を見ながら

「海斗・・・・」


と小さく呟き、昨日寝不足もあったため静かに目を閉じた。