「南のばか!!!!」


「あ?璃遠が悪りぃーだろ」

と言ってきやがった



「だからって・・・・
こ、こ、こんな破廉恥なっ
南の変態ぃー」グスッ



南は苦笑いをしながら

「璃遠?ごめんな、泣くなよ。」


と優しい目で言ってくるからドキンと心が高鳴った。

「でもな、璃遠。
お前が悪い!!!」


・・・・・・・・・ハァ!?

いやいや
さっき南謝ったじゃん
なのに何で!!!!


不服そうな顔をしている私に向かって


「匂いが半端ねぇーから無理無理無理無理無理ぃ」


「な、なんだよぅ
臭いって言いたいのか!?」

ハァー、と南は馬鹿にしたようにため息を吐き

柔らかい笑みを浮かべ

「その逆だバカ」


と言い軽く触れるキスをし

「教室帰るぞぉー?」


と言い出て行った。


1人残された璃遠は顔を真っ赤にしヘナヘナっとその場に座り込んだ。



「あんな顔反則」ボソッ


と呟いて南が出て行ったドアを眺めていた。