俺は返事をするつもりはない。

仁にさえ返事をまだしてないのに愛希に返事をできるはずがない


俺は無言で振り返り南の元へ行き


「南帰る」

南はいいのか?と言いたそうだったが

「帰る」


と俺が再度言うもんだから
愛希の方をチラッと見て

「分かった」

と言い美咲の側へ行き耳元で

「あいつらに何聞かれても知らないって答えろよ?
じゃあな、美咲」

と言い最後にチュッとホッペにリップ音を響かせて笑いかけた


「////」


美咲の顔は一気に赤く染まりコクコクと頭を勢いよく縦にふっている



「じゃ、そゆ事だから♪
輝龍の皆サンさいならぁ〜」

と南はヒラヒラ手を振り俺の方に来る

輝龍は唖然とただ立ちすくみ
愛希だけが下唇を噛み下を向いている





ごめんな、愛希。