「あんた誰?」


栗色の髪を毛先でカールした女に言われた言葉に私は戸惑っていた。

それは、こっちの台詞なんだけど?

頭では言いたいのに言葉が出ない。
彼氏のベッドに寝ころぶ女は立ち上がって私の目の前にきた。

「ちょっと聞いてん「私は亮の彼女」