『ごめん… 泣かないで…。』 そっと抱きしめられる。 「…ほら…また… そんな事して…。」 『…ごめん。 でも…冗談や遊びでこんなことしない。 はるか見てると… 自然とこうなるって言うか… 俺だってドキドキしてる…。』 言ってる事が本当かどうか分からなかったけど、 峻介の体温と速い鼓動は私に伝わってきた。 不思議と嫌じゃない…。 むしろ安心するし落ち着く気がする。