『はるかは何が見たくて水族館って言ったの??』
「んとねぇ…、ペンギン!!仕草がかわいいんだよね。
小さい頃はペンギンの前から離れないくらいずっと見てたんだよ。」
『そっか…そんなに好きなんだ。
ここの水族館はペンギンの種類も数も多いから期待しとけよ!』
「あはは…詳しいね。
楽しみにしておくよ。」
お楽しみのペンギンゾーンは最後。
それまでは、海の魚はもちろんクラゲ、カニなどの生き物たちを見て回った。
水族館がいいって言った私よりも、峻介の方がはしゃいでるように見えた。
魚を真剣に見てる…。
…峻介の横顔って整ってて、カッコイイんだなぁ−…。
……!!!
私ってば、なに考えてるの…!?
無意識に峻介のこと見てたんだ…。
自分が恥ずかしい…。

