「お前ももう少し婚約者を大事にしろよな。そしてその婚約者って名乗ってきたやつはどこのやつなんだ?」


「小池財閥の1人娘」



「ふ~ん。そこもバカだな。今日でそこも終わりか」


「もう終わった」


きっと兄貴が片付けたはずだ



「ホントお前も次から次に問題を作るやつだ」



「そんなに問題は・・・」


突っ込もうとしたがやめた



「それより早く行かなくていいのか?一応個室だし泊まれはするが」



「俺は、玲奈に会ってもいいのか?」



今回のことで相当悩んでいる



俺といなかったら玲奈はケガをせずにすんだと思う




俺がもっと早くに片付けていればこんなことにはならなかったはず



「そんなこと言ってたら俺がもらうぞ玲奈ちゃん。かなり美人だしな。それにタイプ」



「お前!!」


「ってのは冗談で後悔してるならこれからこんなことが起こらないようにするのがお前の役目だろ?それにきっと彼女もまっている。婚約者をしっかりと守れよな」


「そうだな。俺がしっかりしないとな」



大輝に背中を押してもらった



いっつもそうだな



こいつは