目の前には扉があり



すでにみんな集まっている



聞こえてくるのは昨日の話ばっかり




耳を塞ぎたい




もう帰りたい




でも強くならなきゃ




だって海斗はずっと一緒にいてくれるっていった



いつまでも弱いままの自分はいやだ




「なぁ玲奈」


「ん?」



チュッ



「ふぇ?」



突然のことで変な声を出してしまった




「いつもどおりの玲奈でいろ!周りなんて気にしなくていい。俺はずっと一緒にいる」


きっと海斗には不安だったことはバレバレだったみたいだ



「ありがとう」