久しぶりの徹平の家は



なんだか新鮮だった。



和風の家だからもちろん畳のいい匂いがして



心が落ち着く。



「徹平、いつもの所にいってもいい?」



「あぁ」



「何々?いつものところって?」


相変わらず耳だけはいいんだからみんな




「親父のところだ」


「徹平のお父さん?」


「徹平の親父さん?」




「そうだ。親父のお気に入りだからな」


「ホント誰にでもモテるのね玲奈は」


「そんなことないよ!ただ話してて楽しいんだもん」



「行くぞ!」


「うん!!」



いったんみんなと別れて徹平のお父さんがいる書斎に向かった。