あれから僕はユカの事を考えていた。



(どうして変わってしまったんだよ…ユカぁぁぁ…)



泣きながら人形を裂き、綿を抜き、米と爪を入れて赤い糸で縫い合わせた人形は、僕の涙で少し濡れていた。



また、今日もひとりかくれんぼをする。



"ユカ"に見付けてもらう為に。