そして屋上のドアを開けた瞬間 開放感と共に 飴がぽとっ、と落ちてきて。 こんな青々とした空からまた雨も飴も落ちてくる気配もなく 人気もなく。 どこから落ちてきたのかな? そう思って屋上を一周してみたけど 飴の降り所は全く分からなかった。 一瞬、幽霊?なんて馬鹿げたことも思ってみたけど この学校の屋上は不幸な事故はまだ起きていないはず。 幽霊でも何でもピーチ味に免じて許してあげることにしよう。