そんな会話ばかりしていると あっという間に最終下校を知らせるチャイムが鳴ってしまった。 いつもはチャイムが鳴る前には帰るけど 今日は居すぎたみたい。 「じゃあ、もう帰るね。」 「ん、明日も来て?」 ほら、うんとしか言えないじゃないか。 「……分かった。」 私がそう言うとお得意のキラースマイルが私を襲う。 それが確信犯なのか もしくは天然なのか 鈍い私には一生かけても分からないと思う。