放課後、吹奏楽部の部室から見下ろすと、いつも体育館から練習が終わった樹くんが見える。
隣には、イケメンの彼氏、もとい彼女をつれて。
とうとう付き合うことになっちゃったかと、正直がっかりした。
やっぱりね、男子同士っていうのは難しいな。
いつもここで眺めている二人は、本当にお似合いだった。
仲の良さがオーラになってにじみ出ている。
毎朝一緒に登校しているのも知っていた。
でも、最近まで僕は、彼女の存在に気づかなかった。
僕は女子が苦手で、自然と眼中に入らないようになっていたから。
樹くんを電車の中で見かけたとき、思わずトキメキが隠せなくてドキドキしていたら、目の前にさらに好みの男の子が居たから、反射的に触ってしまった。
ガッチリした筋肉質の身体と、なんだか甘い香りがするそのギャップが、吊り橋効果のように僕を夢中にさせる。
でも、大事なところまでてを伸ばしてしまったときに気づいてしまったんだ。その子は女の子だったって…
彼女は酷く怯えて、樹くんのところへ逃げていってしまった。
なんだろう?この感情…
生まれてはじめて、女子を愛しいと思ってしまったんだ。
隣には、イケメンの彼氏、もとい彼女をつれて。
とうとう付き合うことになっちゃったかと、正直がっかりした。
やっぱりね、男子同士っていうのは難しいな。
いつもここで眺めている二人は、本当にお似合いだった。
仲の良さがオーラになってにじみ出ている。
毎朝一緒に登校しているのも知っていた。
でも、最近まで僕は、彼女の存在に気づかなかった。
僕は女子が苦手で、自然と眼中に入らないようになっていたから。
樹くんを電車の中で見かけたとき、思わずトキメキが隠せなくてドキドキしていたら、目の前にさらに好みの男の子が居たから、反射的に触ってしまった。
ガッチリした筋肉質の身体と、なんだか甘い香りがするそのギャップが、吊り橋効果のように僕を夢中にさせる。
でも、大事なところまでてを伸ばしてしまったときに気づいてしまったんだ。その子は女の子だったって…
彼女は酷く怯えて、樹くんのところへ逃げていってしまった。
なんだろう?この感情…
生まれてはじめて、女子を愛しいと思ってしまったんだ。