「ふふっ!駅で先生の姿が見えたから、ついてきちゃった!!」 「ついてきちゃったって……夏期講習は?制服じゃないか!」 「気にしない~気にしないっ!」 充分に気にする。 僕は呆れ、背もたれに後頭部を軽く打ち付けた。