「――えぇ。勿論今年も、出席させていただきます」 僕は、椅子ごと体を窓に向けた。 もう、そんな日になるのか…… 夏の強い陽射しを浴びる、深緑に染まった丈夫な葉。 微風に体を揺らし、キラキラと輝いている。