エンジンを掛けるまで、表ウィンドウを母さんが叩きながらグダグダ腹立つ愚痴を言い続けている。無視。 エンジンが係るなり、ライトなど諸々調節する。 サイドブレーキを入れ、マニュアル車のアクセルを踏みこんだ。 「健太郎っ!!」 しばらくぶりのペーパー走行で、車庫を出た僕は、バックミラーに目をやった。