数冊並ぶ資料から一冊、ファイルを取り出し、椅子を引いた。


「はいはい。今日はもう相手にしてあげられないんだ」


腰を下ろし、デスクに向かう。
ギィと椅子が重さを訴えて軋んだ。


「休み時間にでもまた遊びにおいで」