止まらない涙。 あの時の無力な自分を 責め続けていた。 「春!」 「春ちゃん!」 振り返るとそこには 美玲と和也さんが立っていた。 「……美玲、和也さん。」 止まらない涙は 勢いよく溢れた。 「春、翔は?」 「翔くん…心停止って…… バイクにひかれて… 私のせいで………私………。」 すると美玲は私を 優しく抱きしめてくれた。 私は美玲の腕の中で 大声で泣いた。 * * * * * * * * * * * * * * *