温かい翔くんの手。 その左手の薬指には 私と同じ指輪。 「春?」 「なぁに?」 ふと上を向くと 翔くんは私にキスをした。 驚いた私は 目を閉じれないでいた。 翔くんの綺麗な顔。 この時この人に出会えた私は 世界一の幸せ者だと感じた。 手を繋いだり 見つめ合って笑ったり 優しいキスをしたり 本当に幸せな毎日だった。 あの日が来るまでは……… * * * * * * * * * * * * * * *