「春、翔と何かあった?」
美玲の言葉に私は驚いた。
「えっ?
べっ別に何もないよ!」
すると美玲が目を細めた。
「私に隠し事なんて
できると思ってるの?」
「できません…。」
そして私は美玲に
全てを打ち明けた。
「そうだったんだ。
でも、翔は春に
告白しようとしたんじゃないの?
それに、大事な人って事は
春が好きなんだと思うけどな。」
「それはないよ!
私みたいな面倒臭い女
好きになる人いないよ。」
「じゃぁ、
翔からちゃんと聞いたの?
翔の気持ちちゃんと
聞いてないんでしょ?
それに春はどうなの?
翔が他の女と仲良くしてたら
胸が痛くなったり
見たくないって思わない?」
「それは………。」
「そう思うのは
好きって証拠だよ!」
「そうなのかな。」
「まぁそのうち気づくって♪」
そして私たちは別れた。
* * * * * * * * * * * * * * *

