私は絵梨の腕を引っ張った。 「絵梨っ私聞いてないよ! それに、あの人苦手だし……」 「大丈夫だって!先輩たち そんなに悪い人じゃないよ♪」 「そうかもしれないけど…」 「先輩っ行きましょっか!」 絵梨は先輩の腕を引くと 二人で先を歩いた。 「春ちゃんだっけ? 俺達も行こっか♪」 「………。」 ……………………………………… 帰りたいよぉ……… ……………………………………… そして私たちは無言で 二人の後へ続いて歩いた。 * * * * * * * * * * * * * * *