片思いlovers

今日は田原が部活から戻ってくるまで待ってよう。

そうおもって朝から結衣には伝えてある。

結衣は「分かった。がんばって」とだけいって珍しく?あまり深くは追求してこなかった。


結衣は修也と帰るみたいだったから2人に手を振って、自分の席からサッカー部の練習を見ていることにした。

少しづつ日が短くなっている。
部活もたいへんだなあ・・・

田原を見つめていると時間は不思議と早く進むように感じる。

もちろん高嶋先輩の姿も目にはいるけど、今日は、田原を信じて大丈夫な気がしていた。
よく見れば田原だって、結構迷惑そうな顔してるんだなぁ。
なんか、嬉しいかも。

自分の誤解とか思いこみで、田原に迷惑かけた・・・かな?

今回のことで、改めて自分がどれだけ田原が好きなのか、再確認できたと思う。

いままでよりも、少し田原との距離が縮まった気がしていた。



キーンコーンカーンコーン・・・
チャイムが鳴った。もう部活の時間は終わり。

片づけが終わったら、教室に戻ってくるからそこで話そうか・・・


ふと窓の外を見ると誰かがこっちをみてる・・・?
って!!!!
先輩じゃん!!!!!!

いつものすました感じとは全然違う大きな声で話しかけてきた。
「おりてきなさーいっ」

・・・先生かよ・・・
心の中で突っ込みながら、またなんか言われるの嫌だし、とか思いながら玄関に向かった。
でも。
なんか、先輩吹っ切れた感じ?
そう思ったら、もともと可愛い先輩の顔は、素直な本音の先輩(いまみたいな)の方が、かわいく見える気がしてきた。