「・・・あーあ。決まり破っちゃったね?」
笑いながらそう言う結城は楽しそうにみえた。

ガタッと音を立てて乱暴に立ち上がると鞄で思いっきり殴りつけた。

「っ・・・最っ低っ・・・」

それだけ言うと私は生徒会室を飛び出した。


なんなのよっ
急に現れたと思ったら、あんなことするなんて!!!

「くっそぉ・・・」

悔しい気持ちがあるのに何故か頭から結城の顔が離れない。