幹斗は勇作くんに電話をかけ…無言で車を走らせた。 片手をハンドルに片手は私の手をしっかり握っていた。 信号待ちの度に…… 痛いくらいに抱きしめられた。 いつ信号が赤になるか分からなくて…… ずっとドキドキしてて 無言の車内で、すごく響いてそうで 緊張した。 「俺が守るから…信じて。 もう勇作の思い通りにはさせないから。」