「意外だった……」
「んっ?」
家まで歩く間に宇野くんに言われた。
「あんなふうに…言うんだなあって…さっきの」
「ああ。
ずっとね。我慢してたの。
幹斗の親友だから。
やっぱり仲良くしたいでしょ。」
「大学に行くようになって…毎日会うようになったの。
帰りに。
あの人はね。幹斗が大好きで…私が横にいるのがずっと嫌だったんだよ。
早く別れさせたかっただけなの。」
「そう?
感じは悪かったけど…
そんなふうには見えなかった。
どっちかっつうと…試してるみたいな。」
試してる?
「初めて会ったからなんとも言えないけど…
でも…なんで彼氏に言わないの?
言えばいいじゃん。
言ってから別れてもよかったんじゃないの?」
「ゴメン。
よく分からない。
でも…もういいでしょ。
あの人は関係ない。」
送ってくれてありがとうと…一人…家に入った。
こんなに遠くまで送ってくれたのに…
最低だ…私……

