あなたとわたし 魔法と呪い



「うん…ごめん…先生。

でも…俺今日、餃子食べられそうにない。

まだ気持ち悪い」


「何も食ってないし、あんま寝てないだろ?

すげえクマだし。
痩せてる。」

「那智が心配してるから、とりあえず帰ろう。」

そう言って車に乗せてくれた。

家に着くと…那智さんは
お風呂をいれてくれ、お粥と餃子を出してくれた。

「餃子はちゃんと来なかった罰。」と…
さすが夫婦だ。と思った。

風呂から出て、餃子も食べて「恵子と一緒に食べたかった。」
と言ったら、二人揃って笑ってくれた。