「…好きじゃないなんて気付かなかった!

いつから身体だけだった?」


また『かっ』となった。

「いつから思ってた。そんなくだらないこと」


「くだらない?大学入ってずっと思ってたよ。


幹斗は童貞捨てるために私と付き合ったくらいだし!

最初からいきなり付き合ってくれるなんおかしかったもんね。


私が死にかけたりしたから気にして『別れる』って言えなかったんでしょ。」


「本気でそう思ってんの?
いい加減にしないとマジに怒るよ。」

「最初は、付き合ってやってる。付き合ってもらってる。って

それでもいいと思ってた。大好きだったし。


でも…もう無理…これ以上上手く行く気がしない。
…解放してあげる。好きじゃないのに、同情だけで付き合わなくていいんだよ。。」


最後にそれだけ言われて…鍵を投げられた。


「さよなら!!」