「…どうしたの?」


「うん…俺…嘘ついた。」


「本当はフラッシュバックする。

恵子が…先生に抱えられて上がってきたとき…


真っ青だった。
首も手足もだらーんって…なってて


恵子が…保健室にいたとき…裸で心臓マッサージ受けてた。AEDおいてあって…先生またがってて…

息してなくて…唇…紫で…



「…きと!…みきと!!」


抱きしめられてた。


「大丈夫…私生きてるから。
私…ここにいるよ。」

「うん…そばに…いてほしい」


トクン…トクンと安心してくのが分かった。


俺…弱い…
でも…二人で…強くなればいい?

二人でいたい…