「恵子も今日で引退だし…週末デートしよ。 夏休みも…毎日あそぼ…って俺ら受験生だった。 じゃあ図書館で勉強しよ。 それまでは毎日…電話するから。なっ」 俺…振られるかもな。 すげえ最低。 恵子…泣くかもな… 「分かった。 もう…いいよ。 ほんとに…疲れちゃった。 今日5試合もあったし、帰るね。」 泣いてなかった。 ただ笑いもせず、怒りもせず 無表情で俺を見て、そして帰ってった。