「…ちょっと待って! お願い。 話ししよ。 俺もちゃんと好きだから!」 追い掛けた。 今追い掛けなきゃダメになる。 今追い掛けなきゃ… 掴んだ手に力を入れて… おもいっきり引き寄せた。 「ゴメン。ゴメンな。 ただのヤキモチだから。 お前…平岡と仲良すぎだから… 」 駅前だって思いだして、とぼとぼ歩いた。 しっかり手だけ繋いで…