1時間くらいたった頃、荒木が慌てて迎えにきた。 「……わりぃ。 もう…どうにもなんねー。」 肩を抱き寄せて、眠ってた俺は…… 今さら焦っても仕方なくて。 「よかったな」 それだけ言って、『全員呼び戻す。職員室いってくる』 と走っていった荒木をただ見ていた。 自分でも、真っ赤になってる顔がわかったけど、今度は驚く程優しい声で 「志賀…… 起きて。お前のサプライズ…大変なことになってるって。」