「なー、愛」



「ん?」



俺の腰に回す愛の手が少しいつもより緩い気がした。


「俺さ、愛の答え分かってたんだ」



愛がピクっと反応したのがわかった。



「だから全然凹んでねぇ…っつったら嘘になるけど、一晩寝て朝飯いつもの三倍食ったら立ち直った」



「プッ…なにそれ」



あ…



笑った。