『ドン!』
虹蛇は青蛇を叩きつける。
青蛇は噛みつこうとするが、ひらりとよけ、かわりに噛みつかれる。
圧倒的に虹蛇の方が強い。
しかし、青蛇は虹蛇が神殿を気にかけてることに気づいたらしく、神殿への攻撃をはじめた。
《クソ。》
虹蛇は神殿から青蛇を突き放す。
しかし、青蛇はしつこく神殿を狙い、それを守ろうとする虹蛇のスキをつき、虹蛇を攻撃する。
守りながらの戦いは、虹蛇に分が悪いらしい。
《ナナ、倒スノハ楽ナンダガ、止メルトナルト、ソロソロキツイゾ?》
《ごめん、ウォルンクァ。コウ、急ぐわよ。》
ちゃんと召喚できたみたいだ。
もう少しならいけるな…
《ウォルンクァ。ナゼ、高名ナ虹蛇ノオマエガ人ノ味方ヲスル?》
尻尾が向かってくる。
虹蛇は尻尾で守る。
《フン。ソンナコト、オ前ハ知ラナクテイイ。》
それを跳ねとばし、顔面に振りかぶる。
青蛇は避ける。
そして、虹蛇に噛みつこうとする。
《我ハ、コノ神殿ヲ太古カラ守ッテキタ。ツマリ、ムシロ、オマエガ悪。悪ニ手ヲカスノガオマエノ流儀カ?》
《俺ノ善悪ハ、俺ガキメル。》
虹蛇は結界をはり、身を守る。
…………………………
