クラウピア 〜雲の上の国の物語〜

『ふぅ。』
 ナナは国立図書館にいる。

ある調べものがあるからだ。

『…ないわね。』
 なぜ、これをはじめたか?

それは…

………

…アルベルトの目だ。

アルベルトの目は、アルベルトが変わっていないということを語っていた…

…気がする。

ただし、気がするだけである。

だから、こうして調べている。

人格がいれかわったり、なに者かに操られているのではないかと。

それをする方法、見分け方を。

『ふぅ。』
 ひょっとしたら…

ひょっとしたら…

私の好きだった…

アルベルトに…

戻るかもしれない。

だから…

『私は、調べなきゃ。』