クラウピア 〜雲の上の国の物語〜

『あなたが、銃剣だけで岩を砕くことのできる?』
『あー。うん。まーできるけど。』
 まさか…

この女だったとは…

だいたい、こいつは、タガー使いだった気が…

『ん?あ、もしかして、タガーのこと?』
『あ、はい。』
『あれ、拷問くらいにしか使えないから、普段はこっちなの。』
 そっか。

通りで、あの時は…

『………』
 思い出しただけで震える。

俺は頭をふって、それを振り払う。

『私の技が欲しいの?』
『まあ…』
『教えたげてもいいけど。』
 けど…

か…

『耐えられる?』
 そんなの…

耐えるしかないじゃないか。

ナナ嬢のために。

『当たり前です。』
『わかった。ついてきなさい。』
 エリザベス嬢の後を追った。

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