クラウピア 〜雲の上の国の物語〜

『わかった。時々、様子を見に来い。』
『はい。時間ができしだい。』
『コウ、さっそく修行をはじめる。ついて来い。』
『は、はい。』
 俺はそれについていく。
『コウ、後ろには気をつけてね。』
 ナナがボソッと言う。
『ちょ、ナナ!意味が…』
『とりあえず、頑張って。』
 ナナは手を振った。

まあ、とりあえず、頑張るしかないな。


………………………………

『暑いな。』
 銃剣使いを探し、情報を集め、

やっとこの山の中に住んでいるという話は聞き出せたが…

まだ、わからない。

だいたい山とは大きさがね…

広すぎる。

『バコーン!』
 なにか堅いモノが割れる音がする。

岩か、何かだと思う。

『まさか。』
 あの銃剣という短剣で、岩を砕くというのは、かなりの難儀なハズ。

ってか、普通は不可能。

なにせリーチが足りない。

だが、魔法を使わず、銃剣だけで岩を砕くというのは…?

『行くか。』
 可能性は高い…

行ってみるか。

俺は走り出した。