『もちろん。』
 ナナの一言でわかった。

ナナがそこへ連れていこうとしなかった理由。

それは…

『行くわよ。』
 ナナは歩き出した。

……………………………

『俺もこのままじゃ勝てない。』
 ジャスティンは武器庫を歩いている。

遠距離攻撃では、圧倒的な能力を持つアルベルトには勝てない。

なら、俺は近距離に関しても、極める。

『カチ。』
 小銃に銃剣をつけた。
『これで近&遠距離に対応できる。』
 だが…

今から、これをはじめて、俺は強くなれるのだろうか…

………

『だろうかじゃねぇか。絶対、なるんだ。じゃなきゃ、ナナ嬢を守れない。』
 今回はたまたま俺の作った召喚の陣を使って、

たまたまルシファーを出したようだが。

でも…

………

いやな考えが頭をよぎりやがるな。

だが、そんなことは関係ない。