クラウピア 〜雲の上の国の物語〜

『召喚されよ!地に落ちた堕天使よ!』
 呪文を言い切った瞬間に、ラミエルの雷は放たれる。

しかし、陣から、闇が溢れ出し、

その雷は防がれる。

闇が、陣に戻っていき…

邪悪な翼を持った、

天使のような顔をした、

美男子の悪魔が現れた。

『お前が、俺を呼んだのか?』
 じろっと俺を見る。
『あ、ああ。』
『おい、ラミエル、あいつは…まさか…』
 ラミエルとアルベルトは目を丸くしている。

こいつを知っているのか…?

しかも、ラミエル…

…はどんな天使かは知らないが、

名前は聞いたことあるから、高名なんだろう。

そんな、ラミエルが驚いている。

『フン。雑魚か。』
『雑魚とは何だよ。』
『雑魚は雑魚だろう。あのラミエルのマスターの方がはるかに強いな。』
『………』
 たしかにそうだ。

なにもいえない。

『だが、お前はラッキーだ。俺は天使が嫌いでな。特に…』
 相手を見る。