クラウピア 〜雲の上の国の物語〜

『妖狐にたかが人間が勝てると思って?』
『ラミエル。お前がやれ。』
 すると、当たりは光り輝き、ラミエルが出てくる。
『あら、いい男じゃない。』
『あれを殺せ。』
 ラミエルはうなずくと、雷を手にこめはじめる。
『あら、非情な人。だったら、私も。』
 九尾…

雅も手に火炎をためる。

『召喚している時は術者の力は著しく下がるわ。今なら、アルベルトを打てるわ。正直、大天使クラスは私じゃ少しの時間稼ぎにしかならないわ。』
 雅が言う。

俺はうなずいて、

雅から離れた。

『食らえ!』
 そして、俺は回り込んで、アルベルトに攻撃をしかける。
『く…』
 ランスで防ぐ。

が…

さっきのようにキレがない。

ひょっとしたら…

『食らえっ!』
 アルベルトを蹴り飛ばす。

ラミエルはふりむく。

『くっ!ラミエル。俺は大丈夫だ。九尾を倒せ。』
 ラミエルはうなずいて、雅を見て、手にためた雷を放つ。
『なんのっ!』
 集めた火炎を放つ。

結果は相殺。

『もういっちょ!』
 しかし、ラミエルは背後に回っていて、九尾を殴り飛ばす。

美女が殴られている姿は、みていて、いいもんじゃない。

続いて、ラミエルは俺をアルベルトからひっぱがし、投げ飛ばす。

『く…うぅ…』
 ダメだ。

状況はほぼ変わらない。

肋骨の痛みも増えた。

『ん?』
 俺は絵の書いてある布を拾った。

書いてあるのは…陣。

しかも、悪魔を呼ぶ、陣だ。