クラウピア 〜雲の上の国の物語〜

『なんとか間に合ったな。』
 地平線に太陽が沈んでいき、夜の闇が、深まっていく。

すごく綺麗な風景だ。

『きれい…』
『だろ?偶然、修行の途中に見つけてさ。ナナに見せようと思ったんだ。』
『………///////』
 アルベルトが話し始めて、まだお姫様だっこされていることに気づいた。
『どうしたんだ?俺の顔を見て。』
 アルベルトがこっちを見て不思議そうにしている。

そんなにじっと見ていたのかな…

『あ、と…///////おろして。』
『そうだな。ナナ、重いし。』
『重いとか言うなーっ』
 ぱこぱこ頭をたたく。

アルベルトはそんな中、私をおろしてくれる。

『でも、とりあえず、ありがと///////』
『ああ。あ、忘れてた。運賃。』
『へ?』
 いきなり、アルベルトの顔が迫ってくる。
『ちょ…///////』
 私は思わず目をつぶる。

唇にそっとなにかが触れた。

どれくらいしてたんだろうか…

わからないけど、

長かったような、短かったような、

そんな気がした。



『ばか。私、はじめてなんだから。』
 はじめてのキスは…

アルベルトとだった。